過去2回開催された「OFF呂会」は多くの方々にご参加いただき、大盛り上がりのイベントとなりました!
しかし「OFF呂会」といいつつも肝心の銭湯にはまだ行けていない・・・
ということで、3回目となる今回は、銭湯を舞台にしたOFF呂会、題して「出張!OFF呂会」を開催しました!
当日は、おかげさまで定員いっぱいの20名にご参加いただき、無事にイベントを終えることができました。本当にありがとうございました!
それでは、イベント当日の様子を詳しくレポートしていきます。
ちなみに過去2回のOFF呂会の様子は、こちらの記事をご覧ください。
・第1回
・第2回
今回の会場となる銭湯は、荒川区の「梅の湯」です!
各地域にある銭湯で、その地域の銭湯友達 通称 “せんとも” を作りましょう!という今回のイベント。僕も参加者として、たくさんの“せんとも” 作ろうと、この日をずっと楽しみにしていました!
「出張!OFF呂会」として、記念すべき第1回目の舞台となる銭湯は、荒川区にある「梅の湯」昭和26年から営んでおり、2016年9月にリニューアルした清潔感のある大人気の銭湯です!
会場である梅の湯に集合し、今回のイベントの流れを簡単にご説明。
参加者には、ステッカーと「東京銭湯ふ動産」の新グッズ、オリジナルタオルが配られました。このタオルが「ふわっふわでいい生地〜」と参加者からは大好評!
銭湯で使用すれば、会話のきっかけになるかもしれませんね。
そして、AとBの2つのグループにグループ分けをし、それぞれ自己紹介!
好きな銭湯の名前を口にすると、思わず周りから「あ~」という共感の声があがります。
神奈川や茨城、中には韓国から来ました!という方まで・・・
開始早々、みなさんの溢れ出る銭湯愛がひしひしと伝わってきました。
風呂なし物件に住むメリットは、家賃・水道代が浮き、風呂掃除の手間が省けること。
さらに浮いたお金で近隣の銭湯へ通えば、毎日広いお風呂にも入れちゃう!という銭湯好きにとっては、この上なく贅沢な暮らしですよね。
とはいえ、「風呂なし物件」という言葉に、なんとなく古い、不便そうというマイナスのイメージを持たれる方がいらっしゃるのも事実・・・。
百聞は一見にしかず、実際に物件を見てみましょう!ということで、今回は「梅の湯」から徒歩5分以内の風呂なし&風呂付きを2軒、町歩きも兼ねて巡りました。
梅の湯を出て、下町情緒たっぷりの荒川を歩き、目的の物件へと向かいます。
道中は、銭湯周辺の紹介などを挟みつつ、参加者は好きな銭湯の話で大盛り上がり。
「梅の湯」から5分ほど歩き、あっという間に到着。
窓が広々としていて明るいシンプルなワンルーム。キッチンと部屋が別々なのは良いですね。
収納スペースが広々としていて利便性も抜群!
実際に部屋に入ってみると「想像以上に綺麗な部屋でびっくり」という声や「あれ、お風呂なくても良いんじゃない?」という声も。
この物件の家賃・・・おいくらだと思いますか?
気になるお値段、なんと・・・
46,000円!!
駅からは少し離れますが、綺麗でなかなかいい物件ではないでしょうか!
こちらの物件、最大の魅力は「梅の湯」から徒歩30秒という驚きの近さ!
玄関を開けると広々とした空間が広がり、部屋の奥にはベランダもついています。
部屋にお風呂はついていますが、やっぱり浴槽が小さい・・・。
仕事終わりの疲れた身体、広いお風呂に身体を預け、ゆっくり足を伸ばしませんか?
サンダルを履いてふらっと目の前にある銭湯に行けるこちらの物件。
お値段はなんと・・・
59,000円!!
「梅の湯」好きの方は、こちらの激近物件は必見ですね!
「梅の湯」三代目オーナー 栗田さんが銭湯の中を案内してくれました。
「今日はNG無しでなんでも答えます!」と笑いながら語る栗田さん。
参加者のみなさんもガンガン質問をぶつけます。
「経営関連の話も聞けてよかった」など、参加者からの満足度も高めでした。
今日は好きなだけ撮影OKということで、みなさんカメラを構えます。
今回は普段見ることのできない釜場(機械室)の中を案内してくれました。
以前は、30分に1回は薪を追加したり、窯場の様子を確認していたそうですがリニューアル時に改築し、現在は調節箱で給水と蒸気で温度を調節できるようになっています。
センサーで給水・止水も自動でできてしまうとのことでした。
ハイテク過ぎる銭湯の裏側。これには参加者一同びっくり!
今度は4チームに分かれて「銭湯・物件・町」に焦点を当て、町の活性化や物件、銭湯の改善企画などを話し合いました。
実際に町を歩いて気づいた課題を出し合い、どうすれば良くなるか改善策を練ります。
しすて各チーム、とりあげた課題と、その改善点について発表しました。
それぞれ簡単に内容をご紹介します。
まずは、チーム1の発表。
課題:「風呂無し物件の場合、遅い時間は近くの銭湯が営業していないためお風呂に入れないんじゃないか」
改善策:「シェアシャワーを借りたり、営業時間外も使えるコイン式のシャワーを銭湯で設置してほしいなどシャワーの設置を提案」
子供の用のビニールプールを置いたら!?なんて意見もあり、自由な話し合いが楽しそうなチームでした!
次に、チーム2の発表。
課題:「意外と風呂なし物件だけど家賃が高い」
改善策:「攻めの風呂なし物件というテーマを設け、風呂がないマイナス点をプラスに変える付加価値をつけていくことを提案」
風呂なし物件の入居者限定で、営業時間外で銭湯に入浴できる特別な時間を設けたり、掃除をすることで入浴券を貰えるような特典をつけれたら良いんじゃないかという意見が出ていました。
すぐに形になりそうな具体的な意見も数多くありました。
次は、チーム3の発表。
課題:「物件を探すうえでどんな町に住みたいか」
改善策:「町はリビングという考え方を提案」
こちらのチームは、町歩き中に見つけた中華屋さんや、惣菜屋さんを見て、風呂無し物件にとって銭湯がお風呂であるように「町全体はひとつの家である」という考え方を提唱してくれました。
駅→家→銭湯という間にある導線部分の魅力をもっと細かく伝えていけたら、入居者の増加につながるんじゃないかと熱弁してくれました!
最後に、チーム4で最後の発表です。
課題:「初見だと商店街のお店へ少しだけ、入りにくさを感じる」
改善策:「銭湯でイベントを企画し、商店街の他のお店への一歩目を後押ししてあげたらどうかと提案」
梅の湯グラスというグラスを作り、梅の湯から専用のグラスを持って歩いて、商店街にあるお店でお酒を頼むと割引料金でドリンクを注いでもらえるという企画を例としてあげてくれました。
飲み歩き企画、盛り上がりそうですね。
運営チームと栗田さんとでそれぞれ締め、幕を閉じた今回のイベント。
「梅の湯」の営業も始まり、そのままロビーで皆さん連絡先を交換し合ったり、銭湯談義に花を咲かせていました。
お風呂に行っても、サウナや水風呂、露天風呂といたるところで“せんとも”同士でお話している姿が見受けられ、とてもいいイベントになったと思います。
参加者の方たちもご協力ありがとうございました!
次回は11月後半に開催予定です!次回の銭湯は大田区の銭湯で計画中!
次回の「OFF呂会」もお楽しみに!
この記事を書いた人:sagara
BLOG:sugma.org
Twitter:https://twitter.com/sugma_org