MAGAZINE
COLUMN
2018.11.20

風呂無し物件がおしゃれに大変身?!東京銭湯ふ動産のDIY大作戦~part1~

風呂なし物件は昭和40年代、50年代に建てられたものが多く、どこかレトロな雰囲気もありますが、やはり畳生活になれていない、なんだか汚そうなど敬遠されがちです。
でもそこがおしゃれになっていたらどうでしょう?
そこで今回東京銭湯ふ動産で、築50年ほどになる風呂無し物件を使って、和室をおしゃれに使いこなそう!という目的で、賃貸でもできる範囲でのDIYを施すことにしました。

そこで協力してくれたのがFIELDGARAGE。デザインに特化したリノベーション等を行っている設計事務所で、DIY STUDIOなども中目黒で運営しています。
FIELDGARAGEにデザインとDIY監修をお願いし、おしゃれに改造しちゃいました!

DIYであれば材料費だけで安く、また楽しく暮らし作りができます。
暮らしに合わせて愛着ある部屋作りを実感しました。
和室の良さやレトロさを活かして、暮らしを楽しんじゃいましょう。

どんな部屋がどんな風になるの?

今回の改造した風呂無し物件は1K、6畳のお部屋です。築50年くらいにもなるなんと原宿のど真ん中にある物件です。
レトロさが残る木製のサッシやダイヤ模様のガラス。
壁や畳もきちんと管理されており、綺麗ですが、おしゃれさという点ではもう少し頑張れそうです。

BEFORE写真

そして今回はこの物件を「事務所」として使用する目的もあり、そのように使えるようデザインにしてもらいました。
畳の事務所とはこれもどこか革新的!

イメージスケッチをFIELDGARAGEさんに作成してもらいました。
今回のDIYポイントは下記の通り!

①壁の一面を黒板ボードにし、部屋にアクセントをつける。

②キッチンの床をフローリングに

③キッチンと和室の仕切り扉を外し、カウンターを設置し解放感

事務所使用ということもあり、打ち合わせなどに使うため黒板を設置することに。
またキッチンの床は無垢のフローリングを使用。
そして打ち合わせや和室生活に疲れたらカウンターで椅子での作業もできるようにしました。

 

DIY① 黒板ボードの作成!

全体的に真っ白な空間なので壁の一部にまず黒板ボードを設置します。
まずは部材をFIELDGARAGEさんの事務所横のDIY STUDIOでカットしていきます。

ベニヤ板大判と、角材数本を丸ノコで切断。

そして面になる部分を黒板塗料で二度塗り。
用意するのはローラーとペンキを入れるバケツだけ。

2度塗りをするとムラもなくなり、初心者でもきれいにボードを作りあげることができます。
早く組み立てたいというワクワクが!
シンナーやペンキといった鼻をつまむような匂いなどもなく、ストレスなくできました。

そして現場に運び、現場で組み立てていきます。

切った木材たちを実際に壁に沿わせてサイズを確認し、慎重に組み立てていきます。

女子二人…….はじめてのインパクト操作に力加減が最初はわからず、まっすぐ入れることができるのかと、戸惑いつつもなんとか2時間ほどで組み立てが完了!

枠、完成!

そしてこの枠の中に…

既存の扉と押入れの襖を収納していきます。

そして黒板部分を枠に打ち付けていきます。

チョークなどを置く部分が良い色にオイルで仕上げてあり雰囲気が出ています。

どどーん!

黒板が出来上がりました!

この黒板の板であれば画鋲などもさしても賃貸部分ではないので問題なし!

まずは素敵な黒板ボードが完成です!

DIY ② キッチンのフローリング

次はこちら

キッチン周りをDIYします。
まずは床を大変身させます!

これを使いました。
toolbox:イージーロックフローリング

はめ込むだけで釘や接着剤などを使わないため、賃貸などにはおすすめです。
今回は塗装済みのものを使っています。

コツとして色の遠い(差が大きい)フローリング同士をあえて隣同士に配置すると見栄えが良いと教えてもらいました。バランスを見ながらフローリングを差し込んでいきます。

長さを合わせるためカットしていきます。
ある程度敷いていくと、フローリング同士が浮かないよう隙間がきちんとはまるようにカナヅチでサイドを軽く叩いていきました。

最後はまらない箇所は幅をはのこぎりでカット。

約2時間ほどで完成!
フローリングをひくだけでこんなに温かい雰囲気に!

DIY③ カウンター作成!

そして次はキッチンにカウンターを作成します。

角材を四角にビス止めしていきます。
意外とこの「四角」を作るのって難しんですよね…ビスがまっすぐに入れないといけない高度な技が必要です。

四角を作った枠に板をまたビス止めします。

こんな感じに箱を作りました。
ここからどうカウンターになっていくのでしょうか?

段差があるので、段差分をカットしておきます。

さきほどカットしたものを箱にしておいた両サイドに固定します。

そしてその上に2枚の板を載せ、角をやすりで削り、その板もビスで固定していきます。

無事うまくはまりました!
カウンターができるとキッチン側が和室からは見えなくなりすっきり!
このカウンターで打ち合わせや畳に疲れたらこっちで椅子で作業できるのようにしています。

次回はここにワックスで色付けしていき、タイルも張っていきますよ。
そして主役DIYは押入れの大リノベーションもお楽しみに!