MAGAZINE
COLUMN
2018.11.14

猫が3匹まで飼える?!猫のための、猫好きのための長屋をご紹介!

動物と一緒に生活するってあこがれの生活ですよね。
でもなかなか賃貸だとペットを飼うことが難しかったり、頭数制限があったりと
自由に飼うことは難しいです。

ですが、今回ご紹介する物件はそんな夢をかなえる物件でもあり、
猫好きにはたまらない、長屋。

それが「ねこのいえ」です。

古い昔ながらの長屋ですが、貸主様によるDIYで素敵に大変身しています。
レトロな物件がお好きな人にはたまらない、さらに猫のためを思っての家づくりにもご注目。

そして東京銭湯ふ動産としては、銭湯がこの物件の10分圏内に4件もあるという所。

ぜひそんなノスタルジック溢れる物件をぜひご賞味ください!

【物件の概要はこちら】

「ねこのいえ」はどこにある?

「ねこのいえ」は江戸川区にあります。

総武線「平井駅」が最寄り駅です。
平井駅から新宿駅まで電車で一本、30分です。秋葉原、代々木にも出れるので便利ですね。

駅前は比較的栄えていて、ファストフードのお店も多いですが、昔ながらの肉屋さんや、焼き鳥屋、八百屋なども商店街には数多く残っています。
そんな平井駅から8分ほど歩いたところに「ねこのいえ」はあります。

 

「ねこのいえ」をご紹介!まずは外観から

貸主様は手前のお家に住んでおり、猫を5匹飼ってらっしゃいます。
建築士で猫シッターという貸主様。
猫のプロが側にいるのも安心ですね。

今回ご紹介するのはこの長屋のみぎのお部屋。
ひだりはすでに入居済みで、1匹猫ちゃんを飼っています。
全て綺麗にしてしまうと、ここが古い物件だということを忘れてしまいそうで、
古い所に住んでるんだよっていう自覚は持っていてほしいから、あえて外観は昔のままの雰囲気を残しているそうです。

玄関


玄関扉も古い当時のまま。
赤いポストも、良い色味です。

壁は落ち着いた黄色で猫の通る穴が開いている「ねこくつだな」の水色といい、明るい玄関になっています。
玄関は水洗いできるように、水を外にだすことができる穴が開いています。
ここに猫用トイレを置いてあげれば、臭いが上には上がってきにくく、掃除もしやすく良さそうです。

猫ちゃんが歩く様子がまた可愛い。

写真の黒猫ちゃんの居る高い位置の一部のガラスだけ透明になっていて、猫ちゃんたちは外が見えるようになっています。
猫ちゃんが生活しやすい工夫が随所にちりばめられています。

お部屋①

玄関を入ると宇宙船のようなものが!!
そうなんです、日本初といってもいい、ユニットバスです。
1970年代あたりに登場したもので、この古い長屋の雰囲気にあっています。

バスオールという商品タグも絶妙にいい味出しています。

照明も猫ちゃんが飛び乗って落下したとしても、猫も人もケガをしにくいプラスチックのもの。この長屋の雰囲気にあったもので、貸主様があちこちで探し回って選んでいるものです。

床はコルクを使用。万一の転落の際でも足に負担がないように。

この部屋にも「ねこだな」が設置してあり、扉付きの収納も奥行き十分のたっぷり大容量。

キッチン

キッチンには扉がついていて猫ちゃんを入れないようにすることができます。
また、冷蔵庫はペンギン印のステンレステーブル型。
シンプルにまとまっていてすっきりしたキッチンです。

トイレ

トイレは和式トイレです。
床近くに窓、上にも窓と明るいトイレです。

お部屋②

一番奥のお部屋です。
畳はやわらかい床材のため、猫にとっては転落時などに足を保護する役割もあります。

エアコンも完備。
左側にあるの赤い機器は空気を上から下へ送るもの。
天井を抜いているため、天井付近のあたたかい空気を循環させるための設備になります。
窓ガラスも今ではあまり見かけない曇りガラスで、木製の建具。

猫ちゃんにも人間にも優しい素材をふんだんに使っています。
元は砂壁だった壁は土佐漆喰で左官仕上げにしています。土佐漆喰は外などにも使用される水に強い漆喰。
臭いを吸収してくれたり、湿気を吸い取ってくれたりと、環境にも良く猫ちゃん達の臭いも気になりにくくなります。

この上をあがると…

梁が現れます。
その奥に猫ちゃん用のロフトも完備。
この梁を猫ちゃんたちもバランスよく器用に歩けるそうです。

また、猫ちゃんの癖「爪とぎ」などについては退去時には原状回復なしでOKです。
猫ちゃんにとって爪とぎは自分の匂いをつけるための大事な習慣。
気持よく暮らすためにも、入居者さんには爪とぎなどは用意をして頂ければと思います。

窓の外に飛び出さないように柵をつけるなどのご相談もできます。

間取りはこんな感じです。
色がついているほうが今回の募集物件です。

 

貸主様の思い~古い長屋を猫と暮らすためのDIYをした経緯~

なぜこういった物件を作ることを始めたのか、お聞きしてみました。

自分自身猫が5匹もいて、物件を探すのに苦労したそうです。
猫を5匹も飼える物件がほとんどない。普通に探しても見つからない。
また古い建物が好きだという貸主様。
そこで町を歩き、空いてそうな古い物件があればオーナー様に声をかけていき、貸してほしいと直談判!

そこで今回の物件に出会ったそうです。

前の部分を住居兼仕事場として借り、雨漏りを直すところからDIYがスタートしました。
次第に猫向けにコツコツと変えていったそうです。
その後奥の長屋を猫と暮らすための賃貸物件にするため、半年かけてDIYを行いました。
オーナー様からは費用はもらわずに、改装費はすべて貸主様自身のお金で行いました。

また、今回3匹と限定しているのにもわけがありました。
貸主様によると、動物行動学では猫が4匹以上になるとそのコミュニティーの中でどうしても仲間外れや喧嘩がおこりやすくなってしまうそうです。
そのため3匹以内がバランス的には良く、3匹までで留めておいた方が良いということで、この物件でも3匹までとしたそうです。

それもこれも、大好きな猫ちゃんと暮らすため。
そしてその猫ちゃんたちが快適に暮らせるため。

貸主様の飼ってる猫ちゃんたち。
やっぱり暖かい窓際に集まります。

また長屋だからこその程よい距離間。
でもここの居住者さんの中で「猫」が一つ共通項になっていてます。
どこか長期間出かける際には、猫シッターでもある貸主側での猫のえさやり代行なども承れるということで、
猫を中心にこの長屋でのコミュニティーができていくのも、住むにあたって安心感につながるのだろうなと思います。

建物への思いも熱く、
古い建物でも使ってあげること、元々あるものを極力変えない、古いなら古いもののよさを活かしてあげること。
この長屋も絶滅危惧種になってしまっていて、守っていかないと消えちゃうような建物を活かしていきたい、そういう思いを聞かせていただきました。

最寄り銭湯

最寄り銭湯には「千代の湯」が徒歩3分。

「吉の湯」が徒歩5分。

その他に「辰の湯」徒歩6分、「旭湯」徒歩7分があります。
4件もあるなんて贅沢の極みです。
家のお風呂は足は延ばせないですが、周りにこれだけ銭湯があれば選び放題ですね。

猫との暮らしをぜひ楽しんでみて下さい

「ねこのいえ」から徒歩1分の所に荒川の河川敷があります。
広がる空がとても気持ちいいです。

今回とても愛ある空間を感じることができました。
猫ちゃんに対する愛、その建物を大切に使っていきたいと思う愛、この町にあるものを大切にしたい愛。
そんな風に暮らしていくことの楽しさを感じることのできる物件でした。

猫ちゃんと一緒に暮らしていきたいと思っている方、またこういった丁寧な暮らしをしてみたいと思っている方に
ぜひ住んでいただきたい物件です。

【物件のお問い合わせはこちらから】