2019年11月30日(土)、12月1日(日)に行わせていただいた「出張OFF呂会」風呂無し物件をDIYしちゃおう編@大田区蓮沼
についてのレポート記事です。
風呂なし物件をお持ちのオーナー様!
こういった事例をつんでいって少しでも風呂なし物件を素敵に蘇らせていきたいと思っています。
ぜひご参考までに!
まずは今回なぜDIYイベントなのか?ということを少しだけお話しします。
それには風呂無しに対する熱い思いがあります。
前回の高円寺の小杉湯で行ったOFF呂会のときに、風呂無し物件に住んでいた人達の話を聞いて、
やっぱり風呂無し物件に住むのは面白いし、風呂がないというマイナス面を銭湯があるというポジティブな考え方にすることで、
新しい人との出会いや、自分との関わり方、そういった暮らしに何か新しい風を吹き込むことができると感じました。
ですが、まだまだ風呂無しに住むひとは少ないです。
風呂がないというデメリット以外にも、もう一つ懸念点があります。
それが古い、汚い、古臭いというイメージ。
そんなイメージを少しでも東京銭湯ふ動産で払拭できるお力になれればと思い、
あるアパートのオーナー様の協力の元、風呂無し物件自体の内装イメージを、
変えて、若い世代にも住んでみたいと思える空間作りを行おうと思いました。
業者に任せて単純にリフォームすることもできますが、
今回は東京銭湯ふ動産で空間プロデュースを行い、さらに参加者の皆さんで一緒に手を動かすことで皆様やオーナー様との交流にもなればと思い開催することになりました。
ではイベントの様子と風呂なし物件がどのように変わっていったかをお伝えします。
こんな愛のつまったDIYしたお部屋は今はオーナー様の方で地域に開けた共有部分として利用されます。
このアパートに住めば、自由にこのお部屋も使えるようになるとのことです。
物件もぜひご検討ください!
1日目はまず塗らない部分の養生を行いました。
とにかく塗装するときに養生は大事。
塗りたくない場所を守るための作業です。
柱と壁の際を丁寧に貼っていきます。
慣れないうちはうまく貼れないことがおおいです。
ぴんっと貼ってはらないと、隙間から塗料がはいっちゃうので。
慣れてくるとこんな風に一気に貼っていきます。
ふすまチームも外でまずは養生。
できましたー。
木枠のところは塗らないので、きっちり養生します。
プロはもっと綺麗に養生しますので、そこは素人DIYということで、ご愛嬌w
紙のふすまだったのでそのまま塗装していきます。
なんとなくムラがきになりますが、そこは1回乾かした後に2回目を塗るので、まずは下塗り程度に。
途中経過
ででーん。
これが2度塗り後。
乾燥中。
塗料に水分が含まれているので、どうしても乾く前は紙がフヨフヨしちゃってますが、乾けばピンと張ってくれます。
ついてに押入れ上部の扉も。
室内では次の段階「シーラー」という下塗り作業。
シーラーとは塗料の乗りをよくしたり、あく止めの効果があります。
この作業も大事。
そのまま塗っちゃうともともとの木や汚れ、タバコやになどが浮いてきて
白く塗ったのに黄ばんできたりすることもあるので。
細かいところは刷毛で。
大きな部分はローラーで。
小筆でやるときは結構大変w
つかの間の休息。みんなで銭湯の話したりなんだかんだり。
お弁当は蒲田でも有名な鳥久さん!
あとオーナー様手作りのお味噌汁。
寒かったので体あったまりました!
養生、シーラーが終われば、塗装開始!
天井や上の方の塗装は結構腕にくるんです…でもこの後の銭湯を楽しみにみんな頑張ってくれましたw
ダイニング側は一般的な塗料ではなく、珪藻土を含んだ塗料を使用。
少しモタッとした感じなので、結構重労働。
ですが、珪藻土は左官仕上げっぽい見た目になりますし、
調湿性や臭いなどを吸収してくれる効果もあります。
端っこは刷毛で丁寧に!
塗ってるところと、塗ってないところの差はこんな感じ。
いい感じに塗れてきました!
でもまだ1回塗り。
あともう1回は2日目です。
でもだいぶイメージ変わってきましたね!
1日目はここで終了。
1日目に参加してくれた皆さんありがとうございました!
2日目は1日目の人の作業の続きで、どんどん白く塗っていきます。
天井はもともとヤニの汚れがすごくて、シーラーであく止めしたけど、それでもまだ黄色っぽくなってくるので、再度シーラーが必要。
その後もう一度塗装しました。
長年の汚れはなかなか取れにくい…。
壁は2回塗りしてくるといい感じに塗膜が厚くなってきていい感じの風合いがでてきた。
オーナーのおじいさまも2日目は一緒に指導してもらいながら作業!
若い人と喋る機会なんてあんまりないから、すっごく楽しんでいただけたようです!嬉しい。
天井もどんどん白くしていくぞー。
ふすまも二度塗り!
ダイニング側の珪藻土も2度塗り!
ダイニング側には建物の古さも活かせれたらと思いレトロなクッションフロアを張ってみます。
結構この貼る作業って大変。
貼りたい箇所に合わせてカッティングしていくのです。
ふすま達も綺麗になってきたー!!
そして乾いたことを確認しマスキングテープをはがしていきます。
この作業結構楽しいのですよw
そしてどんどん柱を紙やすりでやすっていきます。
そして磨いた柱にはワトコオイルという木に塗布するオイルです。
いい風合いが出てくれたり保護の役割もあります。
柱を磨ききれば完成です!
Before
After
Before
After
Before
After
Before
After
Before
After
Before
After
Before
After
2日間参加いただいた皆様本当にありがとうございました!
また風呂なし物件を思い切ってこんな風にDIYしてみようと思っていただいた風呂なしオーナー様にも感謝です。
なんといってもこの作業の後にみんなで行った銭湯。
そして疲れ切った体を癒してくれるお湯は最高でした。
はすぬま温泉さんありがとうございます!
どんどん綺麗に見違えていく部屋に、参加してくれた皆さんもとても感動してくれていた様子でした。
自分の手を使って、住む部屋がどんどん見た目を変えていく楽しさがあります。
原石を見つけた感じですかね?
磨いてあげるとちゃんと綺麗になるし、それが自分たちがやったという実感があればあるほど、
愛着が湧いてきました。
そしてオーナー様も本当にたくさんの人が協力してくれて、一つの部屋が出来上がったことにとても喜んでいただけました。
何より一緒に楽しんで作業してもらえたのがよかったです。
風呂なし物件自体どんどん無くなっていくだろうし、
それに伴って銭湯にいく人も減っていくだろうと。
無くなっていくのはなんだか寂しいから、少しでも活かしてあげれる物件があるのであれば
また輝かせてあげれるように力になってあげたいなと思うのです。
今回皆さんと一緒に体を動かして一つの部屋を生き返らせてあげた時の達成感は青春でしたよ。
この年になって青春感じられるなんて、最高かよ。
今後はこのような形でも、きちんとプロに頼む場合でも
デザインやイベント企画のお手伝いもさせていただきます!
風呂なし物件アップデートさせていきたいと思いました。
いつでもご相談に乗らせていただきます。
こんな愛のつまったDIYしたお部屋は今はオーナー様の方で地域に開けた共有部分として利用されます。
このアパートに住めば、自由にこのお部屋も使えるようになるとのことです。
物件もぜひご検討ください!