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COLUMN
2018.12.24

風呂無し物件がおしゃれに大変身?!東京銭湯ふ動産のDIY大作戦~part2~

風呂なし物件は昭和40年代、50年代に建てられたものが多く、どこかレトロな雰囲気もありますが、やはり畳生活に慣れていない、なんだか汚そうなど敬遠されがちです。
でもそこがおしゃれになっていたらどうでしょう?
そこで今回東京銭湯ふ動産で、築50年ほどになる風呂無し物件を使って、和室をおしゃれに使いこなそう!という目的で、賃貸でもできる範囲でのDIYを施すことにしました。

そこで協力してくれたのがFIELDGARAGE。デザインに特化したリノベーション等を行っている設計事務所で、DIY STUDIOなども中目黒で運営しています。
FIELDGARAGEにデザインとDIY監修をお願いし、おしゃれに改造しちゃいました!

DIYであれば材料費だけで安く、また楽しく暮らし作りができます。
暮らしに合わせて愛着のある部屋作りを実感しました。
和室の良さやレトロさを活かして、暮らしを楽しんじゃいましょう。

今回はキッチンカウンターの続きと作業机、そしてドラえもんハウスの全貌を紹介します。

今回のDIYのポイントは?

BEFORE写真

今回のDIYポイントは下記の通り!

①机は柱の色と統一したものをDIY

②カウンターの仕上げ

③押入れをドラえもんのような籠り部屋に?!

今回はよくある和室の押入れをメインにDIYしていきます。
押入れって結構奥行もありちょっと使い勝手が悪かったり…今回は事務所ということもあり、そこまで収納が必要ないため、
中段をドラえもんのような秘密部屋にしちゃおう!という少し遊びを利かせたデザインにしました。

また前回のカウンターに色付けとタイルを貼っていきます。
【前回のDIYの様子はこちら】

そして事務所用の机も自分達で組み立てて、ワックスを塗っていきます。

ドラえもんルーム完成イメージ

DIY① まずはデスクを作っていきます!

すでにカットしてくれていた物を組み立てていきます。

足は四角い枠、天板は二枚の長板を。それを裏で支える板を一枚入れます。

4脚作るのでガンガンインパクトでビス止めしていきますよ。

しっかり机となっています!ですがまだこれで完成ではありません。

ブライワックスを使って艶出し・色味を付けていきます。
ウエスなどの柔らかい布で、ワックスを木材にしみこませていき、何度もつけてはこすり…つけてはこすりといったように、木材全体の色が均一になるように馴染ませていきます。
しっかり丁寧にこすっていけばムラはあまり出なくて、初めてでも綺麗に塗れました!

これで完成です!

DIY② カウンターの仕上げ~着色とタイル貼り~

以前作ったカウンターにワックスで塗装とタイルを貼っていきます。

タイルにはデコレのタイルシールを使用しました。
裏がシールになっていて、カッターでも簡単に切ることができるので、とっても簡単!

そしてカウンターにも机と同じワックスで着色していきます。

ワックスを塗ると、元々の物件の柱の色とすごく違和感がなくなり、もともとあったカウンターのようです。
タイルの色も落ち着いていて、いいアクセントになっています。
タイルを使うことで一気にレトロ感も増しますが、銭湯感もでました。

裏から見るとこんな感じです。

DIY③ 押入れをドラえもんルームに!

そして最後は押入れを大改造していきます。

まずは元ある柱には傷はつけられないので、その手前に新たに柱を組んでいきます。

そして中段の底部分に強度をもたせるため、底に敷く板を作成。

そして外枠部分に窓の空いた板を固定していきます。
もはやこの時点でワクワクしてきますね!

上部収納部分には扉をつけていきます。
開けっぱなしにできるように支え棒も忘れません。

こちらにもブライワックスで着色していきます。

サイドにはブルーのシールタイルでこれまた銭湯感がを出していきます。
木の色とこのブルーの色がマッチしてますね。

こんな感じで着色、タイルがちらりとアクセントになって素敵なドラえもんハウスの完成!

あとは照明を付け替え、押入れの下部はロールスクリーンを取りつけて完成です!

椅子も少し旅館風な物をチョイス。

DIY大作戦を終えて

4日間という短い時間の中でこれほどの物ができて感動しました。
デザイン設計からDIY監修までして頂いたFIELDGARAGEの代表 原さんのご協力があり、
また東京銭湯のメンバーにも手伝ってもらい、楽しくワイワイと作業できるのもDIYの良いところです。

完成後、他のスタッフにも見に来てもらいましたが、「これなら住んでもいい!」などの声も多数ありました。

DIYを施し、工夫を加えるだけでこんなにも見た目の印象が変わって、無機質な暮らしにもあたたかみが出るんだなと感じています。
こんな風に風呂無し物件が生まれ変わり、素敵な空間を自分たちで一つ一つ手をかけて作っていくと、どんどん愛着も生まれ、この空間が可愛くて仕方なくなりました。
生活するにつれ愛着も日を増すごとに大きくなっていきます。

こんな風に「作る暮らし」をする人が増え、「銭湯のある暮らし」をすることで
暮らし方が今後もアップデートされていき、多くの人が暮らしの楽しさを味わえるようにしていきたいと思っています。

もし風呂無し物件を持っているオーナー様や、風呂無しに住んでみたいと思っている方々はこちらのDIYをしたお部屋は見学もできますので、お気軽にお問い合わせください。